お湯がでない。

誰もおれを元気にしてくれない。
そんなわけで、「ペヤング」こいつにすがることにした。
おれは颯爽とリフレッシュコーナーに向かい、ペヤングの包装をはがす。
「熱湯注意」そう、こいつをひねればお湯が出る・・・・・・・はずだった。
なっ、なんと、お湯がでない。流しのしたの給湯器を見てみると、「OFF」って表示されている。
電源のON/OFFをしても、どうにもならない。どうやらタイマー設定があるようだ。
そんな本○の七不思議を体験したおれは、包装をはがしたペヤングを手に立ちつくした。
「このままではいけない!!」そんなおり、
新○から本○に移動してきたときに、日曜日の22時すぎだと言うのに電気がついていた2F(金○S○部)のことを思い出した。
「彼らなら」その思いを旨に、エレベータに乗り込みいざ2Fへ。
エレベータの扉が開いた先は暗闇。
「帰ってやがる。」
まだ25時なのに。
でも、流しは使えるから試してみる。でもお湯はでない。
こんなところで足止めをくらったおれは、9Fから全フロアを試すことにした。
9F:お湯でない
8F:流しがない。(ここだけは、閉まった扉の向こうなのね。)
7F:で、出たーーーーー!!(意外に早かったのね。)
暗闇でただ一人、お湯がでた喜びをガッツポーズであらわし、お湯を拝借する。
そして今、そのペヤングにより、おれは元気を取り戻しつつある。
所感)
お湯があるって、ホントに幸せですね。
(っていうか、タイマー設定なんかすんなよ。って感じ。)


(注)
「だったらコンビニ行けよ」っと思われた方も多いかと思う。
しかし2Fが暗闇だった時点で、このビルにいるのはおれ一人。ただ一人。たった一人。
この状況でコンビニに行くことは、

  • 全館警備状態にする。
  • コンビニにいく。
  • 全館警備を解除する。

という行動をとることになり、数分の間に全館警備のON/OFFを行うという、ものすごく不自然な行動となる。そんな行動が、記録として残ってしまうことを、おれは恐れたのだ。