富士通の面白い試み

リスクを取らないSIビジネスに未来はない!

この予算は「アシュアランス勘定」と呼ぶもので,大手顧客の“深掘り”につながる案件や,ソリューション化して横展開が可能な案件に対して,現場の営業やSEが積極的にチャレンジできるようにするのが狙いだ。戦略案件とはいえ最初から赤字では辛いが,アシュアランス勘定を利用すれば,担当SEはこのゲタを利用してプロジェクトを“黒字化”することが可能になる。

富士通の黒川博昭社長は最近,「リスクを取らないとSIビジネスは広がらない」という旨の発言を繰り返しているが,そのリスクを取るための社内の仕掛けがこのアシュアランス勘定というわけだ。

この考え方が正しいかどうかわからないけど、こんなことができる経営者のもとで働いてみたいとは思う。