WindowsXPでTomcat5.0系とTomcat5.5系を共存させる

数ヶ月前、何も考えずにTomcat5.5系をインストールしたら、Tomcat5.0が動かなくなる現象が発生した。そのときはTomcat5.5はお遊びだったので、Tomcat5.5をアンインストールしてTomcat5.0を再インストールして普及させたが、そろそろTomcat5.5を使う必要があったので、まじめに調べてみた。
google先生に質問したところ、「まさしくそれ!!」という回答のありかを教えていただいた。
Tomcat5.0.xとTomcat5.5の共存
まぁサービス名の重複が原因ということは、id:otaoさんと話していたので想像どおりということで。

対処は以下の通り行った。
まず、Tomcat5.0系のサービスの削除

%CATALINA_HOME%\bin\service.bat remove

この時点のCATALINA_HOMEは、Tomcat5.0系のHOMEディレクトリ。
これで「Tomcat5」というサービスが削除される。
※ちなみにWindowsのコンピュータの管理で表示されるのは「PR_DISPLAYNAME」という(バッチファイル内の変数名)ものらしい。


次に「%CATALINA_HOME%\bin\service.bat」ファイルを編集する。

rem set SERVICE_NAME=Tomcat5
rem set PR_DISPLAYNAME=Apache Tomcat
set SERVICE_NAME=Tomcat5028
set PR_DISPLAYNAME=Apache Tomcat5.0.28

「rem」でコメントアウトしたのが元の設定。
今回は「PR_DISPLAYNAME」を変更したかったので、batファイルを変更した。


そしたら、

%CATALINA_HOME%\bin\service.bat install

これで新しいサービス名でサービスに登録される。


ここまできてから、Tomcat5.5系をインストールするとスマートにできる。
今回はapache-tomcat-5.5.17.exeを利用したが、デフォルトではサービスに登録されないため、インストール時に「Service」を選択する必要があった。